RESEARCH

研究

咳の研究

咳嗽に関する基礎的および臨床的研究を長年行っており、日本の咳嗽診療において当グループは非常に大きな役割を果たしています。
基礎的研究として、近年は、咳喘息の基本病態である気管支平滑筋収縮に対する咳過敏反応が起きる機序を解明する目的で研究を行っています。
気管支平滑筋収縮に対する咳過敏反応には、気道内の脂質メディエーター(プロスタグランジンE2およびプロスタグランジンI2)が関与し、それぞれ咳嗽反応を亢進および減弱させていること、両者の比率が咳嗽反応に関連していることを見出しました.現在、咳喘息モルモットの作製を行っている最中です。
また、九州大学との共同研究で、血液および尿中の脂質メディエーターを測定することによって、慢性の咳の診断ができないか、臨床的な研究を行っています。

咳の研究

気道上皮の線毛の研究

気道上皮の線毛運動は粘液線毛輸送能の重要な要因であり、線毛運動の低下は気道感染を引き起こします。
しかしその運動機能の評価は標準化することが難しく、線毛運動と気道疾患との関連はあまり研究されていません。
当グループでは、気道上皮の線毛運動測定法を確立し、気道疾患の病態との関連を明らかにすることを目的とする研究も行っています。

動態画像の研究

保健学科や呼吸器外科と共同研究を進めています。
通常のX線写真に時間軸を加えることにより今まで分からなかった肺の病態が明らかになってきています。
非常にユニークな研究で、C Tの動態撮影に比較して被曝量の極めて少なく、注目を集めています。

SPECIAL INTERVIEW

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