INTERVIEW
仕事だけでなく、
人生も実りの多いものに。
1993年入局
阿保 未来
ABO Miki
私が呼吸器内科を選んだ理由
私は卒業後、旧第三内科(血液内科・呼吸器内科)に入局しました。 内科の医局としては比較的女性が多く、とても暖かい雰囲気でした。 そして気管支喘息の持病があったため、呼吸器内科を選ぶことにしました。
当時は特別強い思いで選んだわけではなかったのですが、実際に働き始めると本当に面白い分野だと思います。 がん、感染症、アレルギー、自己免疫性疾患など、分野は多岐にわたりますし、肺は生命に直結する臓器で、救急対応が必要な場面もあります。
重症、緊急性という点で避けられることもありますが、医師であれば必ず緊急時に遭遇しますし、色々な場面で役立つことの方が多いと思います。
家庭との両立で大変なことはありませんか?
昔は主治医制をとっており、休日も緊急時も病院に呼び出されることが頻繁でした。
今はチーム制になっており、主治医がいなくても、チームの誰かが対応してお互いにサポートしています。
家庭との両立がしやすい仕組みになってきていると思います。
女性医師へのメッセージ
今は男性医師も積極的に家事、育児に携わる方が増えており、特に女性だから、ということも少なくなっているかもしれません。
女性、男性に限らず、医師という仕事はやりがいがある反面、責任も重く、大変なことも多いと思います。 仕事や家庭に追われてつらい時は、一人で抱え込まず周囲の仲間にも相談し、助けてもらうと良いと思います。
さらに、多少大変でも続けていきたい、と思えるような自分の専門分野を見つけてください。仕事だけでなく、人生も実りの多いものになると思います。
2022年10月 掲載